ご質問の内容
接着剤を土木用途に使用した歴史が新しいため、現在のところ何年という明確な返答はできませんが、以下のようなデータがあります。
・新潟地震・震災復旧後、40年を経過した『昭和大橋』の追跡調査報告 土木学会第60回年次学術講演会講演概要集(2005年9月)
昭和39年にエポキシ樹脂注入、復旧された昭和大橋の40年後の載荷試験、健全度調査により、その効果が評価されています。これにより、少なくとも40年以上の耐久性があることが確認されました。
まず、目的を明確にすることが重要です。ひび割れを一体化することが必要なのか、ひび割れを充てんするだけで十分なのかによって、異なります。 ひび割れの一体化が必要な場合、硬質の注入材(BLグラウト、DDグラウトなど)を使い、ひび割れ充てんだけで良い場合には、何を使ってもかまいません。 また、ひび割れの開閉がある場合には、十分伸びのある注入材(BLグラウト100、DDグラウト50など)を選定することが必要です。 その他にも、背面がシールできない場合(DDグラウト、DDグラウト50など)、ひび割れ内部が湿潤している場合(WBグラウトなど)など、各種条件を考慮して選定する必要がありますので、詳しくは各営業所までお問い合わせください。
#202という材料があります。これは、エポキシ樹脂系の接着剤で、旧コンクリートの表面に塗布した後、打設有効時間内に新しいコンクリートを打設すれば、新旧コンクリートが強力に接着する、というものです。 打設有効時間に応じて、#202(20℃で3時間)、#202JT(20℃で45分)、#202LT(20℃で11時間)の3種を使い分けます。
あと施工アンカーの種類としては、金属拡張アンカーと接着系アンカーの2種類が一般的です。 金属拡張アンカーは、アンカー先端部を押し広げてコンクリートに固着させる方法です。接着系アンカーは、コンクリートに削孔した穴へ樹脂を入れて、樹脂の接着力でアンカーを固着させる方法です。 当社のSBアンカーは接着系アンカーに属しますが、接着剤をガラスカプセルに入れており穴への埋め込みが容易にできます。接着剤はエポキシ樹脂系で、接着固定力は抜群に優れています。 設計の方法としては、金属拡張アンカーおよび接着系アンカーとも「あと施工アンカー 設計と施工」に詳しく述べられています。
構造物などによっても異なりますが、補強材を取り付ける方法やプレストレスを導入する方法、部材断面を増加させる工法などがあります。鋼板接着工法やCFRP接着工法は補強材を取り付ける方法の一種ですが、非常に多くの施工実績を持っており、様々なケースに適用できる工法です。その他にも、構造物の条件によって色々な工法がありますので、お気軽にお問い合わせください。
まず、耐震対策としては構造物を補強して過大な地震力に耐えうるようにするものと、地震が起こった際に構造物が落下しないようにするものに分けられます。 橋梁を例にとれば、地震時には下部工が座屈することが考えられ、橋脚の巻き立てなどが行われます。また、地震時に上部工が落下しないようにするために、上部工と下部工を連結したり、下部工に突っ張って落下を防いだり、桁が支承から外れても段差が生じないようにすることなどが考えられます。詳しくは、このホームページ上の工法案内-分野・構造物から選ぶ→土木分野→橋梁分野の補強工法→下部工補強工法、落橋防止構造をご覧ください。 建築分野では地上部分である上部構造、基礎、仕上げや設備の耐震対策があります。上部構造の耐震補強では、柱や梁に炭素繊維などの高強度繊維を貼り付け靱性を高める靱性型補強や、鉄筋コンクリートの壁を増設あるいは鉄骨ブレースを増設する強度型補強などがあります。それらは建物の特性によって選定が変わってきます。詳しくは設計事務所等にご相談されることをお薦めいたします。
コンクリート保護工法は、対象とする劣化現象ごとに、適した仕様で施工を行うことが重要です。例えば、中性化抑制の目的で施工する場合には、ガス透過性の小さい仕様にする必要があり、塩害抑制の目的で施工する場合には、遮塩性の高い仕様を選定します。 一般的には、塗装仕様の中塗がこのような劣化抑止機能を持ち、上塗が耐久性を受け持ちます。 詳しくは、このホームページ上の工法案内-分野・構造物から選ぶ→土木分野→橋梁分野のコンクリート保護工法をご覧ください。
一番確実な方法としては、止水構造の伸縮装置に取り替えることです。 また、伸縮装置の形状(鋼製フィンガータイプ)によっては、止水材の後付工法(鋼製伸縮装置乾式止水工法・バリアレックス−M)も可能です。詳しくは、当社各営業所までお問い合わせください。
トンネルの漏水は、第三者への影響や電気設備などへの影響が懸念され、また寒冷地では水が凍ることでつららが発生したり、交通障害を起こすなどの問題を発生させます。したがって、これらの漏水は、適切に導水・止水することが必要です。 ショーボンド建設では、ひび割れに沿った線状の導水工法(SK導水工法)、導水板を使った面状の導水工法(SIボード工法)があり、止水する場合にはバンデフレキシン工法があります。 また、漏水が起こっている箇所では地山に空洞が生じている場合も多く、その場合は別途裏込注入工法などで対策を行うことが重要です。
当社では、従来より学校・病院・商業施設などの公共施設をはじめ、民間の建築物の耐震補強も行っており、その実績は多数に上ります。 昨今話題となっている耐震強度不足の建築物についても同様に対応できる可能性はあるかと思われますが、設計や施工の不具合のための耐震補強と旧基準で作られた建物を耐震補強するのでは、それを管轄する行政の判断が重要になります。したがって、実際に設計や施工の不具合のための耐震補強を行うに当たっては行政にまず相談したほうがよいと思われます。その後、補強で対応できるレベルかどうか、補強が実質上のコスト増にならないかどうかなど、個々の建物ごとの具体的な検討が設計事務所等で行われ、その際に弊社の工法が適用可能か判断することとなります。 建築物の耐震補強に関するお問い合わせは、当社東京建築支店、大阪建築支店までお願いします。
通常の鉄骨ブレース工法では内部の鉄骨をハツリ出し、スタッドボルトを現場スタッド溶接で鉄骨に固定する方法がありますが、他には、鉄骨ブレース接着工法であればアンカーが不要なためSRC構造に適しており、騒音・振動も軽減されます。一度検討されてはいかがでしょうか。詳細については当社東京建築支店、大阪建築支店までお問い合わせください。
鉄骨ブレース接着工法の設計は従来のものと異なる点も多く、そのままの置き換えはできません。この工法では設計施工指針があり、それに沿って設計していただいています。詳しくは、当社東京建築支店、大阪建築支店までお問い合わせください。
弊社では、10数棟の病院での耐震補強工事を行っています。いずれも、それらの問題から、鉄骨ブレース接着工法やノンアンカーRC壁工法による補強を行っています。ただし、それらの工法でも仕上げモルタルの撤去など、騒音や振動、粉塵の出る作業はあります。これらの問題には、元請や病院施設関係者の努力と協力により、工事を進めています。
一概には言えませんが、調査の基本は外観目視調査です。目視調査を行うことで、構造物に見られる特徴的な変状を見極め、また、写真や詳細な調査結果からは判りにくい、その構造物が置かれている環境を把握することにもつながります。これによって、劣化や損傷の原因をある程度推定すると同時に、環境や利用状況などを知ることができます。医者が患者を見ずして診断を下せないのと同様に、コンクリート構造物も必ず一度は目視点検を行うことが重要です。 このようなコンクリート構造物の劣化調査は専門家が行う必要があります。それは、同じ劣化現象でも劣化原因が異なったり、深刻さが異なったりするためです。これを正しく見極めることが、その後の対策にも大きく影響してきます。 詳細調査は、その目的によって非常に多くの方法があります。したがって、ある程度の劣化原因推定を行い、それを確認する意味で絞り込んだ調査方法を選定することが多いと言えます。 ショーボンド建設では、100名を超えるコンクリート診断士をはじめ(平成18年6月現在)、豊富な経験を持った専門家の集団です。お気軽にお問い合わせください。
再劣化が起こる場合には、劣化の原因が十分に取り除かれていないことが一番の原因です。 例えば、塩害補修を例にとると、鉄筋を腐食させる原因となる塩化物イオンが十分取り除けない状態で補修を行った、もしくは補修後にコンクリート内部で塩化物イオンが拡散し、鉄筋位置での腐食発生限界値を超えてしまったことなどが考えられます。 構造物は個々に条件が異なるので、「以前この工法で補修して大丈夫だったから」といった安易な工法選定は厳禁です。一構造物ごとにしっかりと検討し、工法、施工方法を検討することが必要です。
補修・補強工事では、既設の構造物が対象となるため、構造物ごとに現場条件が大きく異なってきます。また、小規模工事の場合も少なくありませんので、概算工事費も現場ごとに変化する可能性があります。 したがって、概算工事費に関しては、最寄の弊社各営業所までお問い合わせください。