床版の変状進行を目視確認できる連続繊維シートを用いた補修・補強工法 PVMⅡ工法

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特長・概要

PVMⅡ工法とは

PVMⅡ工法は、目付量200g/m2の高強度タイプ炭素繊維2方向分の補修・補強効果を持つPVM-200シートを、透明の接着剤でコンクリートに接着、一体化する工法です。
橋梁床版やトンネルの補修・補強およびはく落対策に適用し、ひび割れの進展を目視で確認(可視化)できます。

※直接日射のあたる箇所では、ふくれ等の変状をきたす恐れがあるため、適用を避けてください。

主な特長

PVMⅡ工法は以下の特徴を有しています。

1補修・補強効果

PVM-200シートの繊維量(引張剛性)は、(旧)建設省土木研究所:コンクリート部材の補修・補強に関する共同研究報告書(Ⅲ)の補修設計 に示された最小炭素繊維シート(繊維目付量200g/㎡高強度タイプ)の2方向分を満足しています。
NEXCOのトンネルにおける補修工「小片を超えるはく落対策工」、補強工「炭素繊維シート接着工」の基準に適合。


2ひび割れ目視効果


PVM-200シートは、連続炭素繊維を格子状に配置しており、透明の接着剤で接着します。コンクリートにひび割れが発生した場合、ひび割れが白く浮き出てきますので、目視確認ができます。

3はく落防止性能

PVMⅡ工法は、はく落防止性能にも優れています。(押抜き試験において、変位50mm以上の範囲で最大荷重1.1kN以上が得られること。〈NEXCOトンネル施工管理要領(R2.7)押し抜き能基準値〉)

4工期短縮

PVM-200シート1枚の接着で、炭素繊維シート2層分の補修・補強を行えるため、工期短縮が図れます。

5定着長管理

シート端部に織り込んだ赤糸に沿ってシートを重ね合わせることで、定着長100mm(規定値: 100mm以上)が確保されて定着長管理が容易になり、施工品質が向上します。

6耐燃焼性

PVMⅡ工法は、延焼性・自己消化性、および発生ガスの安全性の規定値(NEXCOトンネル施工管理要領(R2.7)覆工のはく落対策)に適合しています。



  • ひび割れの目視効果
    (ひび割れが白く浮き出る)

  • 燃焼性試験後の試験体

カタログ・資料

使用材料

材料名 系統 製品説明書 規格表 SDS カタログ
PVMプライマー(S) 2液無溶剤型エポキシ樹脂系プライマー

164.9 KB

54.1 KB

772.6 KB

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PVMプライマー(W) 2液無溶剤型エポキシ樹脂系プライマー

164.9 KB

54.1 KB

773.1 KB

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PVM(S) 2液型エポキシ樹脂系シート含浸接着剤

172.4 KB

66.5 KB

768.2 KB

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PVM(W) 2液型エポキシ樹脂系シート含浸接着剤

172.4 KB

66.5 KB

774.8 KB

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PVM-200シート はく落防止兼用床版補強用炭素繊維シート -

87.2 KB

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4.4 MB

クリアトップ 2液性フッ素樹脂系上塗り塗料

188.4 KB

86.6 KB

854.4 KB

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クリアトップ(PVMⅡ工法トンネル用) 2液性フッ素樹脂系上塗り塗料

193.8 KB

91.8 KB

376.3 KB

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