特長・概要
リングネット工法とは
リングネット工法は、変形性が大きく、高エネルギー吸収特性を有する落石防護柵工法です。平成8年、スイスから日本へ技術導入された工法で、その基本性能を確認し、日本の実情および仕様に適合させるための種々の実証実験が実施されています。
エネルギー吸収特性
リングネット工法においては、落石の運動エネルギーは概ね以下のような過程で吸収されます。
1第1段階
落石を受けたネットは、リングの弾・塑性変形でエネルギーを吸収します。応力の分散と伝達に方向性がないため、極めて効率的にエネルギーを吸収します。
2第2段階
次に、ブレーキリングによるエネルギー吸収が始まります。防護柵変形に追随しながら、ブレーキリングは効率的なエネルギー吸収ができるよう配慮されています。
3第3段階
リングネット防護柵全体が、残存エネルギーを吸収します。荷重方向変化に追随できるワイヤロープアンカーを採用するなど、効率的にエネルギーを吸収できるシステム構成となっています。
写真など
注記: リングネット工法は柔構造物工法研究会の所有する工法であり、ショーボンド建設は当会の会員です。