特長・概要
ビックス工法とは
ビックス工法は、コンクリート構造物のひび割れ補修工法の1つで、ゴムチューブを使用した特殊注入器具によって低圧で時間をかけて、ひび割れの奥深くまで接着剤を注入する工法です。
注入作業のほとんどをゴムチューブが受け持つ、省力化されたひび割れ補修工法です。
主な特長
ビックス工法は以下の特長を有しています。
1ひび割れの隅々まで、確実に注入。
コンクリート構造物のひび割れ注入は、低圧・低速・長時間が最良の条件とされています。ビックス工法では、注入材で膨らんだゴムチューブの圧力により、この条件をすべて満たし、ひび割れ深奥部や鉄筋の付着切れによる空隙にも完璧に注入できます。これまでの検証では、ひび割れ表面で約0.2mm、ひび割れ内部では0.02mmまで注入が可能です。
2作業時間が大幅に短縮。
インジェクター(特殊注入器具)を膨らませるだけの短時間作業で、特殊な技術を必要としません。
3圧力管理、硬化確認が容易。
ゴム収縮による均一な圧力が注入を続けます。また、ゴムチューブに残った注入材を点検することで硬化確認ができますので、施工管理が容易です。
カタログ・資料
使用材料
材料名 | 系統 | 製品説明書 | 規格表 | SDS | カタログ |
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BLシール | 2液型不飽和ポリエステル樹脂系ひび割れ注入補修用シール接着剤 | - | |||
BLグラウト | 2液型エポキシ樹脂系注入接着剤(1種適合品) | - | |||
DDグラウト | 2液型エポキシ樹脂系注入接着剤(揺変性) | - | |||
BLグラウト100 | 2液型エポキシ樹脂系注入接着剤(100%伸び・3種適合品) | - | |||
DDグラウト50 | 2液型エポキシ樹脂系注入接着剤(50%伸び・2種適合品) | - | |||
WBグラウト | 2液型エポキシ樹脂系注入接着剤(湿潤面対応型) | - | |||
BLインジェクター | ビックス工法用注入器具(補充可能型) | - | - | - | |
DDインジェクター | ビックス工法用注入器具(定量型) | - | - | - |