特長・概要
エアパック工法とは
エアパック工法は、特殊な起泡剤(AP-1)を用いたエアモルタルに可塑剤(AP-2)を加え、エアモルタルを瞬時に固結させて「エア」をグラウト内に封じ込めます。この時、同時に可塑状になるため、容易に限定注入ができる二液性注入工法です。
トンネルや護岸の空洞充てんに最適な工法です。
従来材料との違い
従来材料のエアモルタルは、水と接触するとエアと固体粒子が分離するため、グラウト材としては弱点がありました。その弱点をカバーした工法がエアパック工法です。エアと固体粒子の分離を防止することに成功し、水に強い性質をもちますから、今まで困難だった湧水箇所などでの施工が格段と向上し、環境を汚染しにくい、優れた工法です。
施工方法
- A液とB液を個別に調合します。
- A、B両液を注入口で合流させ、得られた可塑状グラウトを空洞内に注入します。
※A液とB液の配合は、約25:1の比例注入で行いますので、特殊ミキシングユニットと機能の異なる2台の注入ポンプを用います。
充てん管理方法
ショーボンド建設独自の電気抵抗ポイントセンサを用いた検知器システムにより、注入充てんの管理が、容易かつ確実に行えます。