特長・概要
PSシート工法とは
PSシート工法は、下水道施設における腐食環境の中で、特に厳しい腐食グレードにも対応できるシート型ライニング工法です。従来のシートライニング工法では達成できなかった様々な要求に応えて開発した後貼りシートライニング工法で、シート取り付け時に、アンカーを用いないノーアンカー工法である等、全く新しい発想から生まれた工法です。
主な特長
PSシート工法は以下の特長を有しています。
1耐薬品に優れた成型板
耐酸性や耐アルカリ性に優れ、日本下水道事業団「下水道コンクリート構造物の腐食抑制技術及び防食技術指針・同マニュアル」で定められたD2種の品質規格に適合します。
2施工性の追求
PSファスナーを使用することにより、アンカーボルトや支保工が不要です。
3安定した品質を確保
工場製作された成型板のため、安定した品質が確保できます。また、下地が湿潤状態でも水中硬化型エポキシ樹脂注入材を使用することにより、施工できます。
4断面形状に対する自在性
矩形面や直径1.2m以上の円形形状(管渠・人孔)に対応でき、部分施工も可能です。
写真など
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下水処理場幹線流入部 -
下水処理場流入渠 -
下水道処理場汚泥貯留槽
注記: PSシート工法は、平成14年には、建設技術審査証明を取得しています。PSシート工法に関するお問い合わせは、 下水道防⾷協会または最寄の各営業所までお願いします。