建築物RC壁補強工法 FFO工法

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特長・概要

FFO工法とは

FFO工法は、RC壁増設による耐震補強工法の一つで、従来工法のポンプ車によるコンクリート打設をなくし、プレミックスの骨材とセメントを圧搾空気で水とともに吹き付け施工するものです。主に既存の壁厚を大きくする増打ち壁に用いますが、壁を新設する増設壁にも適用できます。

主な特長

FFO工法は以下の特長を有しています。

1工程が少ないため工期短縮が可能。

増設壁では片側の型枠だけで施工可能です。しかも従来工法の無収縮モルタル圧入工事が必要ないため、大幅な工期短縮が可能です。

2コンクリート配管が困難な建物、建物を使用しながらの工事が可能。

コンクリート配管が不要で養生方法が簡便なので、建物への影響が少なく、平日の施工も可能です。

3乾式タイプです。

プレミックスの骨材とセメントを圧搾空気で送り、水と吹付けノズルの中で混合させる乾式タイプのため、水平距離・鉛直距離合わせて350mm程度の圧送が可能です。圧送ホースは直径60mm程度なので施工部位へのセッティング、撤収が容易です。

4トータルコストの低減

型枠工事の半減に伴う型枠資材の半減、工期短縮に伴う管理コストの低減などトータル的にコストが低減します。

5注意点

本工法で採用している配合が、単位水量278kg/㎥ 、単位セメント量555kg/㎥ なので従来のコンクリートをもちいた補強壁に比べてクラックが入りやすいので、乾式の仕上げを施すなどの注意が必要です。

施工方法

FFO工法(増打ち壁の場合)は以下の手順で施工します。

  1. 仕上げ撤去
  2. あと施工アンカー、配筋
  3. 吹付け
  4. 左官仕上げ
  5. 完了